「契り酒」儚い恋…だけど明日に向かって生きていく

歌のおはなし

香西かおりさんの「契り酒」を歌ってみました♪

今回はリクエストをいただいた「契り酒」に挑戦してみました!
王道演歌という感じのストレートなメロディ♪
こういう曲、大好きです😋でも難しかった!

歌うにあたっていろいろ調べたことなどまとめて皆さんに共有しますね。
今回もまぁまぁな長文になりましたが、最後までお付き合いください~!

歌詞から背景を考察します

1番の歌詞。

インパクトがあるのは「あなたは死んだ人」というところ。
どこか突き放したような表現だと思います。

“会えないなら死んでいる人と同じ"と言うことですね。
この歌詞でふたりの関係が少し見えてきます。

男性は"浮き草"のように放浪癖のある人。
そして、二人は結ばれない未来ということ。
なぜ結ばれないのでしょうね?

ふたりには悲しい未来しかない。
なのに「生きて行きましょ」という言葉。

でも前向きって簡単な言葉ではないですよね。
いろいろと人生を悟って流れに任せて生きて行く女性の姿を想い浮かべました。

泣かなきゃ…という歌詞。

女性が泣いてすがれば、男性が通って来てくれるということでしょうか。
男性にとって帰る場所は主人公の女性の場所ではないのですね。

“浮き妻"という言葉は初めて聞きました。
調べてみましたが、そういう言葉はなく造語のようですね。

恐らくですが、"浮き草"や"浮き雲"に対して寄り添う主人公のことを表現したんだと思います。
そんな言葉から、女性は報われない恋でも、この状況に満足していることがわかりますね。

最後に「契り酒」というタイトル。
男性と一緒にお酒を飲んでいるシーンの描写がないんですよね。
女性ひとりでお酒を飲みながら、彼との絆を想い、浸っている姿を想像しました。

「契り酒」Shinの妄想話

ふたりの関係性はわかりましたが、男女の姿形が浮かぶ歌詞が少ないですね。
感情を込めて歌う為には情景をしっかり思い浮かべたい!

ということで今回も誇大な妄想になっております!笑
どうかご了承の上、お付き合いください。


男性・37才 商社で働くサラリーマン
女性・34才 料亭の仲居さん


彼女が仲居として務める料亭で知り合った。
彼の務める商社の会合で料亭を使ってくれたことがきっかけだった。

彼女のひとめ惚れだった。
スーツを着た彼はとても凛々しく逞しく感じた。

彼が4度目に来店した時だった。
今まで話したことがなく、挨拶程度だったが、その日は思い切って声をかけてみた。

そのネクタイ、とても素敵ですね

彼はニコリと笑い、少し照れながら…

ありがとう、君もとても綺麗な女性だなぁと気になっていたよ

そんな会話がきっかけで、二人は惹かれ合う。
彼は彼女の家に通ってくれた。

それが今では……。


浮き草のようにふと彼女の家に立ち寄る彼。
それも酔った時だけだった。

叶わぬ恋に泣いた夜もある。
彼には家庭がある。

それでも、お酒を飲んで隣で眠る彼の横顔を見ているだけで私は幸せ。
浮き雲のような彼に寄り添う"浮き妻"で私はいい。

いつか別れがくるその日まで、どうかこのままで…。

ひとりお酒を注ぎながら、彼の空いたグラスの淵にコツンと鳴らす。
こんな契りがあってもいいじゃない。

これからもこの人生を生きて行くわ…


今回も妄想がさく裂です!笑
皆さんが想像した詩の世界と違うかもしれませんが、僕なりに想像を膨らませてみました♪
いかがだったでしょうか?🤣

岡千秋先生のワンポイントレッスン動画もあり!

【動画】作曲家 岡千秋と共に送る「契り酒」ワンポイントアドバイス

ワンポイントといいながら3つポイントを教えてくださってますよ!
最初の語り、リズムのところなど、とってもわかりやすい内容なので最高です😊
あんまり悲しい雰囲気を強調しすぎないところも大事なのかな。
“優しい女性"ってこともおっしゃられてましたね♪

作家の先生から直接お話が聞けるだなんてほんと有難いことです。
ぜひ一度ご覧になってみてくださいね ❗